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2010年02月14日

Cowon i9-16G

Cowonのポータブルオーディオプレイヤー、iAudio 9(16GB)を買いました。約1.5諭吉。
Cowon_i9_16G.jpg
ということで、これまで3年ほど使ったSansa e280 (with SDHC 16GB, ファームウェアはRockbox)は車内に移動。カーナビをジュークボックスに使うのもポータブルプレイヤーを使うのも一長一短なのですが。グローブボックス内でつなぎ替えているだけなので、カーナビに戻そうと思えば10秒で戻せます。

で、Cowon i9ですが割と普通です。i7ではアイコンにハングルが、とかいう話だったような気がしますが、i9はそんなこともなく。

USB(残念ながらあんまり見ない端子だ)で繋げば単なるマスストレージとなって、ファイルを放り込むとプレイヤー側でタグ管理される普通のプレイヤーです。2週間ほど使用した感想では、起動は充分速いですし、音もそれなり、EQあり(使っていないが)、動画再生可能(wmvとか;使っていないが)、操作も機敏、電池の持ちは多少弱めか。

Cowon_i9_16G_2.jpg
問題は液晶の下のエリアがタッチパッドなので、ホールドしないでポケットなどに入れると曲送りやら区間リピートやら色々反応しやがります。でもホールドしても、タッチパッドじゃない普通のボタンで、曲送り/戻し(orボリューム操作)と再生/停止ができる設定があるので、致命傷は免れています。・・・それってホールドって言うの?

これでポータブルプレイヤー遍歴は
Creative Muvo TX 256MB→SanDisk Sansa e280→Cowon i9-16G
となり、何ともまぁ微妙なものばかり使っていることがよく分かります。

ちなみにイヤホンは、4,5年使ったaudio-technicaのATH-CM700が先月とうとう断線したので、今はSonyのMDR-EX500SL(約0.6諭吉)を使用しています。耳栓イヤホンはこれまでほとんど使ったことがないのですが、確かに耳栓ですな。外の音が聞こえないので、付けたまま道は歩けません。
音はというと・・・まぁ及第点ですが、中低音重視で、あまりクリアではない気がします。

◆◆◆◆ 買っちゃいました[オーディオ・ビジュアル] | 投稿者 TAK : 16:44 | コメント (0)

2010年02月11日

The Beatles リマスター音源考

遅ればせながらビートルズのリマスター版について少々気付いた点を軽くレポート。(主に技術的側面を思い描きつつ)

 Beatles_LetItBe_x3.jpg
 図1: 3バージョンの LET IT BE ジャケット。

オリジナルは国内盤(通常版),リマスターは輸入盤(初回限定enhanced CD)。静と動が混在している音源として,LET IT BE を選択。
(正規版の CD から CD2WAV で .wav ファイルに吸い出してから使用しました。)


◆物理特性

まず一聴してわかるのが,ラウドネス(いわゆる「音圧」)のアップ。リマスター版は聴感上で 3 dB ほど大きくなっています。
実際に比較してみたのが以下の表:

表1: オリジナル版とリマスター版の物理特性の違い







項目オリジナルリマスター
ピーク振幅 [dB]-1.21-0.5-0.36-0.36
実効値(全体) [dB]-18.82-19.2-16.01-16.71
演奏時間 [s]236.141236.520

※ 実効値の単位は,最大振幅の方形波を 0dB とした値。
※ 演奏時間は,演奏開始から,最後の1音の立ち上がりまで。

左右の平均値で比べると実効値に 2.6 dB の差があったため,両方の音源を 32bit 化した後,リマスター版のみ振幅を 2.6 dB だけ下げてから聴取しました(これでは聴感上ラウドネスは正確には揃いませんが,簡易的にと言うことで)。再生時には,Windows の Wave Mapper を介さずに,直接オーディオインタフェース FA-101 (Roland) に出力しました。聴取には,MDR-Z900 (SONY) と HD 650 (SENNHEISER) を使いました。

また,演奏はリマスター版の方が 0.16 % ほど遅くなっていました。マスターテープの再生環境の違いだと思いますが,もしかしたらマスターテープが経年劣化で伸びてきているのかもしれません。


◆音質の差異 ~ ノイズリダクション

かの有名な冒頭のピアノ部分ですが,背景のヒスノイズに大きな違いがあります。オリジナル版では高域の落ちたピンクノイズっぽい音なのに対し,リマスター版では普通のホワイトノイズだと感じます。
2010/02/15 追記: 背景ノイズの記述,新旧を取り違えていたようです。リマスター版の方がヒスノイズの高域が落ちているにも関わらず,演奏部分では高域の落ちは感じられません。ノイズリダクションは想定以上に進化していたようです。詳細は後日再度レポートします。
オリジナル版ではノイズを低減しようとしたのでしょうが,出来の悪いディジタルノイズリダクションを使ってしまったのか,若干位相特性の悪い感じの,不自然なノイズになってしまっています。当時の技術としてはこれが精一杯だったのかもしれませんが,エンジニアは「ディジタルの CD なのだからノイズは消さなければならない」という強迫観念にとらわれてしまっていたのかもしれないと邪推してしまいます。
それに付随して,肝心の演奏音も,高域の落ちた,抜けの悪い音になっています。全周波数帯域で伸びやかなリマスター版とは対称的です。リマスター版は高域まで出ているのにも関わらず滑らかです。

また,曲の最後の無音部分にも差があり,オリジナル版は完全に無音となっているのに対し,リマスター版では -68 dB ほどのヒスノイズが残してあります。おそらく,リマスター版制作に際し,できるかぎりマスターテープの音を再現することを最優先し,無理なノイズ除去は避けたのでしょう。

結果的には,絶対的なノイズレベルは上がっているものの,リマスター版の方が聴感上ハイファイな音に仕上がっています。

(なお,周波数成分の観点からも比較しようと試みたのですが,前述の通り両者の演奏速度が異なるために適切な比較は困難であると考え,周波数比較は断念しました。)


◆音質の差異 ~ コンプレッサー

もう一点,コンプレッサーの掛け方にも違いが見られます。ほとんどコンプっぽさを感じないオリジナル版に対し,リマスター版では弱いながらもコンプの存在を気付かせる程度のコンプが掛けられているようです。


 Beatles_LetItBe_x3.jpg
図2: (a)オリジナル版と (b)リマスター版 (-2.6dB処理後) の波形比較。1'45"~2'45"付近。


図2からわかるように,リマスター版ではピークの振幅が揃っています。これは,表1での実効値とピーク振幅との差異にも表れており(実効値は 2.6dB 大きいのに対し,ピーク値は 0.5dB の差しかない),リマスター版でより強いコンプレッサーが掛けられていることを示します。
このことも,リマスター版がハイファイで現代的な音に感じられる一因であると考えられます。


◆まとめ

このように,リマスター版では,弱いノイズリダクションと 強いコンプレッサーを掛けることにより,現代的な音を実現しています。
2010/02/15 追記: 前述の通り,「弱い」ノイズリダクションではなく,「進化した」ものを使用したように聞こえます。詳細は後日。
オリジナル版の良くも悪くもレトロな音を聞き慣れたリスナーには違和感があるかもしれませんが,ビートルズは実はこのような先鋭な鮮度の高い音を望んでいたのかもしれません。
今回は,LET IT BE 一曲のみでの検討でしたが,機会があれば他のアルバムについても考察してみたいと思います。


◆音源
・オリジナル: 東芝EMI 国内盤 (CP32-5333) MADE IN JAPAN (1987?)
・リマスター: E.M.I. Records 輸入盤 (0946 3 82472 2 7) Manufactured in England (2009)
※ 正規版 CD から CD2WAV で .wav ファイルに吸い出してから使用。

◆聴取環境
・編集&再生: Steinberg Cubase LE & Syntrillium Cool Edit Pro 2.00
・オーディオインタフェース: Roland FA-101(サンプリングレートは 44.1kHz 固定)
・ヘッドホン: SONY MDR-Z900 & SENNHEISER HD 650
※ Windows PC から Wave Mapper を通さずに出力

◆◆◆◆ 買っちゃいました[オーディオ・ビジュアル] | 投稿者 yos. : 19:22 | コメント (1)

2010年02月09日

バッテリー

20100209_np-fh100.jpg

某氏の結婚式の撮影を頼まれたので、
ハンディカム用の大容量電池SONY NP-FH100買いました@Joshin。

本体付属のバッテリとコレで多分最後まで撮りきれるはず。

ただ、、、電池はもつとしても、幸せそうな二人を終始
撮影し続けるというのは、毒男にとって相当な負担に
なるに違いない(ぇ。僕の心、持つかなぁ〜(爆。

◆◆◆◆ 買っちゃいました[カメラ] | 投稿者 ふふふ : 18:21 | コメント (0)

2010年02月07日

光速ストリーマ

MCK65KJ7_2.jpg
ダイキン / MCK65K ( の Joshin モデル (MCK65KJ7) )

花粉症の季節を前に,職場用に空気清浄器を購入@3.4諭吉-8%ポイント。
結構部屋が広い&加湿も欲しかったので本機種を選択。ただし,異常にデカい&お世辞にも良いデザインとは言えない。湿度表示があるのは良い。

加湿は結構強力で,エアコンの設定温度を2℃ほど下げても体感温度は変わらない。4L のタンクが2日未満で空になる。水車に風を当てて加湿しているのだが,本当にカビが発生しないのか,ダイキンさんのお手並み拝見。
フィルタ&光速ストリーマについても,花粉の季節になったらまた報告します。

ところで,各部の手入れが極めて繁雑で,定期的に10箇所近くの掃除or交換が必要。しかも,場所毎に水洗いだったり浸け置きだったり,難しすぎる。これは無理やなぁ。。


去年は自宅用にプラズマクラスタを導入したのだが,結局プラズマは OFF で使うことが多かった(負けた気がするので)。フィルタが優秀だったのは事実。

◆◆◆◆ 買っちゃいました[小物類] | 投稿者 yos. : 20:14 | コメント (0)

2010年02月06日

F2フットボード作成

9時間にも及ぶテープ起こしの仕事があるため、
足でレコーダーを操作できるようにスイッチを作成
DCF_0066.JPG
ペダルを踏むと「F2」キーが入力される。
一般的なプレイヤーなら alt + P とかでも良いのだが、
テープ起こしに最適化されているフリーソフトを利用するためF2である。
(たとえば、一時停止後の再生では、数秒巻き戻される)
キーは配線を変えれば対応可能。
ちなみに、見られることない無意味なLEDは
NUMとかCAPとかSCRのロック表示用。

kibodo1.JPG
鯖用の使っていない新品が余っていた。
PS2キーボードが一つ分解された。
インターフェース部とスイッチ部が別基板だったので、
移植が容易に進んだ。
USBでの接続時にはコンバータを利用する。

つぶやき | 投稿者 waruihito : 02:23 | コメント (1)

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